まず皆様にご報告です。前回4月1日から猫尻大橋のドメインが変わると申しましたが、思いのほか作業が進みましたので本日から「necojiri.com」に移転させていただきました。今までのドメインへ来ていただいても、こちらへジャンプするようになっておりますが、ブックマークしてくださっている方はどうか変更してくださいね。よろしくお願い申し上げます。
さて、今回はママの好きな「へたうま」のお話です。上の画像は最近ママがやっと手に入れたOccupied Japanのフィギュリンです。オキュパイド・ジャパンは第二次大戦後、日本がアメリカに占領されていた時期に欧米輸出用に日本で作られた陶磁器です。生産期間が短いのと状況が特殊なため、骨董価値が上がると言われています。
日本の陶磁器技術の伝統や技術を考えると一生懸命作った結果がこれとは思えない(思いたくない)、アイテムです。特に猫を見てください。幼稚園児が作ったのかい!と突っ込みたくなるような猫ではありませんか・・・。Occupied Japanにはこういったなんとも言えない味の、はっきり言ってへたな猫アイテムがたくさんあります。しかし、さっきも言いましたが、日本の技術でこの下手さはあり得ない・・・そこでママは「これはわざと下手に作っている、もしくは計算されたへたうまだ」と思っているわけですが、そのこころは!?
これをご覧ください。ママの小学校のた夏休み製作ではありません。100年以上前にイギリスで作られたものです。子供が見たら泣いてしまいそうな不気味さですが、ヴィクトリアン時代の代表的なアイテムとして堂々と本にも紹介されているものです。更に!!
「あーた、ほんとにマジなのかい!」と突っ込みどころ満載のこちらも、同じ時期のイギリスのものです。イギリス、恐るべし!ヴィクトリアン、恐るべし!この猫達の顔をひとつひとつ見ていってください。かなり長い間笑えます。名窯が競い合っていた当時のイギリスで、なぜわざわざこういう物を・・・ママはやっぱりこう思うのです。「これは計算されたへたうま」・・・そして欧米向け輸出を宿命づけられたOccupied Japanがお手本としたのが、このヴィクトリアン・ヘタウマなのでは、と。
以上がママの考察ですが、良い子のみなさんは信じないでくださいね。僕としてはこういった不気味な陶磁器がどんどん増えていくのがちょっと怖いのですが、ママの道楽ですから仕方ないとあきらめています。
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